本格的歴史格闘マンガ 衛帝隊参等衛士 エッダ

「モリモリ食べなきゃ

　元気なんか出ないよォ」

（拳闘暗黒伝セスタス　５巻）

褐色の肌をもつ女性闘士

ロードス島のエッダ

エッダは男性を守ってくれそうな強さ、懐の深さの感じられる女性。褐色の肌におさげがよく似合う、食欲旺盛の怪力娘。

「健康優良児」 「豪放磊落」
そんな言葉が似合う女闘士エッダ。同僚カサンドーラと共に、主に皇太后アグリッピーナの護衛役を務める。

器の大きさ、スケールの大きさを感じさせるエッダは、ある意味、稀有（けう）な女性かも知れない。

深刻微妙なその立場から、ともすれば悲壮感漂いがちな衛帝隊にほっとする空気を与えてくれるのは、アドニスやエッダのようなムードメーカー的存在があるから。

隊長や年上の衛士への飾らぬ接し方から、上官や先輩にかわいがられるタイプ。貴重な出番の彼女の真価は未だ明かされてはいないけれど――

力強く頼もしいエッダの、女性らしい一面、ギャップを垣間見てみたい。天衣無縫のヒロイン、参等衛士エッダ。

大物の風格が最大の魅力。