「弟子の苦戦を見守ることは
自分で闘うより疲れる。
貴方の様に教えるのは至難だよ」
自分で闘うより疲れる。
貴方の様に教えるのは至難だよ」
(拳奴死闘伝セスタス 4巻)
ドリスコ拳闘団の訓練士
セスタスの師
ヌミディアの拳狼 ザファル
褐色の肌。手の甲の奴隷のVの焼印。ターバンから覗く長い黒髪とピアス。奴隷となる以前の素性など謎に包まれたミステリアスな人物。
師匠(ドクトル)デモクリトスにとって彼は別格の教え子で、自身の拳闘哲学を体現した 「最高傑作」 と言わしめる逸材。
セスタスを始めとする弟子たちの良き指導者、教育者たり得るザファルは、デミトリアスとの試合で左膝を破壊され引退。
杖を突く姿は彼の魅力を些(いささ)かも損なう事なく、寧ろ、愛弟子セスタスへの細やかな心配りと健気さを引き立たせているようにさえ見える。
従来の拳闘とは次元の違う科学的拳闘術を師デモクリトスから習得したザファルの数々の名言は、幾度の窮地に陥るセスタスを救う 「守護神」 の声。
肩で風を切って歩くその姿は、洗練された大人の男性。ザファル先生の気風と美意識に女性ファンが増えそうな予感です。セスタス達が羨まし~。
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