ＹＡ嵐 増刊 No. ２ 拳奴死闘伝セスタス アブデロス VS ムタンガ

本文には作品の内容が含まれます。
ネタバレNGの方はご注意ください ↓

１月５日（月）発売！
ヤングアニマル嵐
２月１日増刊 No.２ の内容

技来静也先生の巻末目次コメント

「今年もどうぞよろしく。」

移籍連載　第５回
自由を勝ち取れ！！！

『拳奴死闘伝セスタス』
　第２章　第39話
「矢の左　槍の右」
（扉絵／セスタス）

異色の狩人。
圧倒的な才能を目の当たりにした時、
人は――。


【今月のセスタス　かんたん解説】

・セスタス、ザファル・デモクリトス両先生（with 観客登場 ↓ ）
・衛帝隊＝ドライゼン、ロクサーネ、アドニス、カサンドーラ
・ゾルバ（ムタンガの主）、ドリスコ（セスタスの主）

・ネロ様、皇帝の威厳を示す（やっと日の当たる場所へ）
・アブデロス反則満載　→　ムタンガ圧倒的優勢の展開


ゾルバ
「ムタンガを見つけたのは
　幸運の導きってヤツさ」

第７試合は流血サーカス！　スキンヘッド VS モヒカン対決。
野獣アブデロス VS 狩人ムタンガ戦 のつづき。
回想シーン、ゾルバとムタンガの馴れ初めから始まります（笑）

ゾウさんの群れ＆鳥さんが。アニマル癒される～～(*^^*)

獣の調達を請け負い、奥地まで遠征した商人ゾルバ。
調達トラブルにみまわれるも、遠征先で面白い見世物にであう。

部族抗争の共倒れをふせぐ 「知恵」 としての徒手代表戦。
代表の戦士を闘わせ、勝った側の主張を認めるシステムらしい。

はたして、その試合に１人の戦士
――ムタンガがいたのでした。

褐色の肌。鋭い眼差し。恵まれた長躯。つきぬけた拳闘技術。
全身から精悍さあふれる赤い大地の狩人、ムタンガ。
仕事そっちのけで彼に魅了されてしまう商人ゾルバなのです。

「俺は完全に 『一目惚れ』 しちまったよ」
「獣なんかそっちのけでなぁ
　丸一年かけて　くどきにくどいたさ」

それ以来……明けても暮れても恋人を追い求めるように、
ムタンガにくっついて離れないゾルバおじさん（笑）

海千山千の営業トークでゾルバおじさんの粘り勝ち！
ムタンガのめーわくそーな表情が笑えます（ーー；）汗

と、ムタンガ兄ぃの後ろに小さい妹が。萌えに癒される～♪

「俺の眼に狂いはなかった」

ゾルバが命名した、「矢の左」 「槍の右」。
攻防一体、無敵の双の拳を引っ提げて、
コンコルディア闘技祭、アブデロスとの試合にのぞむ！！

観客席。主人公セスタスの主、ドリスコおじさんを背に、
我流ながら完成された天才肌の狩人戦士を出場させる誉れに
よいしれ、やる気まんまん 自信まんまんのゾルバおじさん。

前回、ムタンガの拳を浴び吐血、地に伏すアブデロスの姿。

「クソがッ」

……鬼気迫るアブデロスの恐ろしい表情 (￣ ￣|||)
こえ～よ～～。そして、それぞれの思惑。

デモクリトス
「野獣は
『手負い』 が一番怖いと聞くぞ」

アドニス
「肚括ったというより
　悪企みの面（つら）だな　ありゃ」

野獣の攻撃をしなやかに、華麗に、かわす狩人。
う～ん、褐色肌の長身ムタンガがだんだん黒豹にみえてきた。

そして、黒豹のミニチュア版が、
わがやの黒猫たん（細身） に思えてきた

それにしても、野生味あふれるムタンガの鍛え抜かれた肉体美。
均整のとれた長身。彫刻のごとく隙のない完璧な美。

完璧な肉体。美しすぎます技来先生
(*´ο`*)=3 はふぅん


「美（い）い男ねえ、惚れ惚れしちゃう！」

（ソロンさま親衛隊の女の子たちのセリフ（笑） ↑ ）


毎年大晦日の、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで！！』
「絶対に笑ってはいけない24時」 シリーズ
（今回は 「大脱獄24時！」 でしたね。笑い死にしそーだった）

蛭子能収さんのパンツだの、月亭方正さんのＴバックだの etc

脂ぎった中年おっさんたちの熟したおじ様たちの豊満裸体（笑）

に毒されて散々みている私としては心底癒される。
ふつくしい…

モヒカンなのにムタンガが段々イケメン美青年にみえてきた。

セスタス
「更に低く構えて　何を狙っている！？」

ほんとだ、変な構え。何してんですかねアブデロス？　と次の瞬間！！

ムタンガの足ふんで、手一杯わしづかみした砂を
ムタンガに一気に投げつけるアブデロス！！ （ ←すごい顔）

きたねぇぇえええ！　おもっきし反則満載。野獣の本性 MAX。

アブデロスが登場してある程度の予想はしていましたが。
「やっぱりね」 感が否めない悪の権化ならではの展開（汗）

セコい～。目的のためなら手段を選ばぬダーティ卑劣ぶり。
失うものが無い人間の強さに驚愕　　ｶﾞｸｶﾞｸ(((゜д゜)))ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

最早この世のものとは思えぬ悪魔の所業。凄い形相のアブデロス。
目にもとまらぬ速さで凶暴な野獣の魔の手が狩人に襲いかかる！！


…………被弾したのは
アブデロスの方だった。


アブデロスの〇にムタンガの〇
ふんがが、ぎゃぁぁああ（絶句）

猫ふんじゃった豹ふんじゃった
手負いの野獣の悲劇。

逆に返り討ちにされたのだった。自業自得ながら正視に耐え難い。
（おそろしくて書けません。ヤングアニマル嵐でご確認ください）

色めきたつアドニス。ムタンガを咎（とが） める審判。
正当防衛を主張するムタンガ。あまりの苦痛に悶絶狂乱の野獣。

微妙な場面――判断に苦しむ審判が遂に皇帝ネロの判断を仰ぐ。

ドライゼン
「御裁決を　陛下！」

ネロ
「無効試合なんて興醒めだ
　観客も納得などするまい」

親指を立て、試合続行の合図。それを受ける審判。試合再開。
「殿、ご決断を！」　で見事民衆に皇帝の威厳を示したネロ様。

やっと…やっと…！　日の当たる場所へでられたのですね陛下。
アグリッピーナ様の陰に隠れてたネロ様がご立派に（しみじみ）

「ケダモノ風情の企みごときはな
　何もかもお見通しなんだよっ」

「あいつを誰だと思ってやがる
　獣を専門に狩り殺す玄人だぜ！」

一目惚れゾルバおじさん、絶対自信の台詞を皮切りに、
狩人ムタンガの華麗な技の数々が披露されていきます。

技来先生の理知的な語り。息をもつかせぬラストへの３ページ。
技来先生のボクシングへの愛が完璧な語りから伝わってきます。

画力もさることながら、構成力、ボキャブラリー、文学的表現。
どれをとっても完成度が高く、突き抜けたものを感じます。

文章書きのはしくれとして、心から感服しつつ拝読。
先生を尊敬しています。『セスタス』 に出逢えてよかった (´；ω；`)

さわやか流血サーカス対決
いよいよクライマックス？！

アブデロスの凄い形相と卑劣ぶり。迫力アクションシーン。
技来先生の見事な語り。映画のワンシーンをみているような
印象的なコマ割りが素晴らしい。アニマル嵐でお楽しみください。

『拳で語れ！』
最強ボクシングライター
原功さんのコラム

「ROUND 05
　伝説 VS 伝説、激突！？」

（イラスト／
　ユダヤの闘士　ギデオン
　その右拳は全てを破壊する――。）

フロイド・メイウェザー（アメリカ）
マニー・パッキャオ（フィリピン）
敬称略

狩りで鍛えた必殺の 「槍」 が悪を貫く。
我流対決、決着か――！？

『拳奴死闘伝セスタス』
『拳で語れ！』
（毎月 第１金曜日 発売）

ヤングアニマル嵐
次号No.３
２月６日（金） 発売につづく！

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「拳奴死闘伝セスタス」　係



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