本格的歴史格闘マンガ 衛帝隊壱等衛士 ソルレオン

「確証が必要だ。憶測や仮説を幾ら重ねても役には立たん。現状を正確に把握しないで命が張れるか？」

（拳闘暗黒伝セスタス　15巻）

闇の世界で暗躍する皇帝の処刑人

ネメシスの凶刃　ソルレオン 

華やかな表試合に出る格闘士とは異なる、裏の世界で暗躍する凄腕の刺客。衛帝隊で最も残虐な技を使い、殺し合いなら隊最強とも言われる。

絶対の一太刀で多くの人々を殺めた罪。それは、取り返しのつかぬ贖（あがな）う事の出来ない彼の罪。

怜悧な眼差しに彼の心の深い闇が見えるよう。毒や暗殺に関する知識も豊富な所を見ると、想像を絶する修羅場を潜って来ているのでしょう。

冷笑を絶やさぬクールで皮肉屋のナイスガイ――今後、女性ファンに人気が出そうな予感です。

常に死線と紙一重の非情な緊迫感の只中に身を置く、強靭なる鋼の心の持主。

どんな状況にも動じないソルレオンに、デミトリアス隊長も一目置いているのでしょう。私の１番好きなキャラクターです。

翳りのある男性キャラに惹かれる。

数え切れぬ血を流してきた刺客の彼の胸の内で、衛帝隊の仲間達との絆を通してどのような心境の変化が見られるのかが興味深い。