「早まりましたな。陛下……
一度でも手を汚してしまうと、
二度三度と
二度三度と
後戻り出来なくなりますぞ」
(拳闘暗黒伝セスタス 15巻)
ローマ闘技場 400勝を揚げる
ローマ帝国 衛帝隊隊長
アッティカの金獅子 デミトリアス
前帝クラウディウスにボディガードとしてスカウトされ、その腕一つで現在の地位を築き上げたデミトリアス。
強引だけど実力は超一流。息子のルスカに対しても傍若無人に振る舞うのだが、それを自分なりの教育法としている。
彼なりの闘う男の美学がある。
「獅子は我が子を
千尋の谷から突き落とす」
という言葉は彼の生き様そのもの。父のデミトリアスに対し、ルスカは少なからざるとも確執を抱いているようだが…
「背水に立つ我らには
負けから学ぶ猶予はないのだ」
彼の胸中の言葉から、衛帝隊を率いる長としての責任と堅牢の絆、息子のルスカも含めた衛士達への愛を感じました。
それは親子や恋人を越えた、もっと大きな 「愛」 です。この言葉で、自分の中でのイメージが変わりました。
女帝アグリッピーナ様とデミトリアス隊長はストーリーを盛り上げる上で、アクの強い重要なキャラクターですね。
自分の中では絶対外せません。魅力的なキャラクターです。
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