セスタスシリーズの魅力★番外編です^^
技来静也先生のデビュー作 『ブラス・ナックル』
(1995・96年発売/白泉社 ヤングアニマル/全3巻) を
遅ればせながらネットで購入しました。届くのが楽しみ~♪
在庫がなく、出版社・メーカーも生産予定のない絶版重版未定の商品。
本当は新品で購入したかったけれど、やむなく中古にて購入(涙)
今回はオークション落札にてゲットしました。
アメリカ西部開拓時代が舞台のハードボイルド活劇。
主人公ヴィクター・フリーマンのボクシングスタイル、スピード、
躍動感が、後のセスタスシリーズに生かされているようです。
アレックス・マクレガーという魅力的なライバルも登場。
人の世に紛れ、人を食いつづける異形の魔物を狩る
賞金首の黒人アウトロー、一匹狼ハンターの物語。
う~ん、なかなかワイルドでハングリーなストーリーですねぇ。
購入された方々の口コミレビュー&書評などをみても、
『拳闘暗黒伝セスタス』 『拳奴死闘伝セスタス』 同様、
インターネット通販の購入者満足度が非常に高いです。
漫画家・作家先生のデビュー作には、勢い、気迫、エネルギー
というものが強く感じられますね。
画力・技術・構成力などは、当然ながら、
現在のほうが圧倒的に進化を遂げているんですけど。
「至芸の老年の文章に劣らず、処女作の稚拙は美しいとも考えられる。
処女作の文章は可能性を持つからであろうか。
こみあげる何かを、切なくうたいあげているからであろうか。
(中略)
文章の秘密は、技巧よりも情熱、姿よりも心といえるのであろう。
単に文章のみならず、多くの作家はその生涯、
処女作以上の傑作を書き得ないようである。
処女作が頂点で、あとはそのバリエーションである場合が実に多い」
( 『新文章讀本(どくほん)』 より )
と、著者の川端康成 大先生が語っています。
さすが、三島由紀夫 大先生のお師匠さんです。
スゴい言葉を残してます。たいへん興味深い名言です。
そんな意味でも、名作中の名作★セスタスシリーズの原点が垣間みえる
技来静也先生 渾身のデビュー作!!
『ブラス・ナックル』 を読んでみたいと思います。
西部劇が好きな人におすすめの面白い漫画です。
誤魔化しがきかない短編の難しさがありますが、短いぶん、
上手くまとまっているのではないでしょうか。
王道を征く、技来先生のハードボイルド・アクション漫画!!
はやく来ないかな~。たのしみ~~。
【関連記事】
技来静也先生のデビュー作 『ブラス・ナックル』 感想(その2)
技来静也先生のデビュー作 『ブラス・ナックル』 感想(その1)
2 件のコメント:
こんばんは! ご無沙汰してます。
『ブラス・ナックル』 は以前古本屋で偶然みつけて、
��巻と3巻しかありませんでしたが購入しました。
まだ2巻は読んだことありませんw
真ん中はすっぽり抜けてますがそれでも引き込まれましたよ!
『セスタス』 と違ってゴリゴリのマッチョが主人公なのでかなり男臭いですが、
その分迫力も凄いです! 最初から最後までマッチョが大暴れしてますよ!
ライバルのアレックスも軽妙でカッコいいキャラクターです。
『セスタス』 でいったらフェリックスに少し似てるかなと自分は思いました。
読み終わったら是非みゆさんの感想も読ませてくださいね!
��文太郎さんへ
こんにちは。いつもありがとう。残暑の中にも秋の兆しがみえるこの頃。
文太郎さんのコメントを読むのが楽しみになってる、みゆです^^
『ブラス・ナックル』 すでに読まれてたとは。さすが文太郎さん!
それにしても、最初から最後までマ……大暴れなんですね。
う~ん、かなり硬派でヘヴィな、男だけの世界!
女不要の男の世界! 男の美学に期待してます(笑)
というと微妙~なニュアンスになってしまいそうですが(ーー;)汗
フェリックスと雰囲気が似ているアレックス。楽しみ。
文太郎さんのような、格闘技を嗜(たしな) まれている方との交流は
いままで無かったので、私にとって新鮮で学ぶところがあります。
��スポーツマンの方って爽やかなイメージが私の中ではあります)
キックボクシング頑張ってください。文鳥くんによろしく。
『ブラス・ナックル』 読んだら感想UPしま~す♪
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