【この記事の内容】
漫画家へのファンレター
・書式編
・内容編
・投函編
・返事編
「漫画家」 「ファンレター」 でYahoo! 知恵袋で検索してみると、千件以上のQ&Aが(驚) ダントツ多かった質問相談が
「返事が来た漫画家さんはいますか?」
「返事は来ますか?」
「宛先を教えて下さい」
というもの。膨大な回数検索されるキーワードは検索エンジンの上下欄に表示されますが、漫画家へのファンレターは世間のニーズとしても高い事が分かります。
この事について書く価値があると思いました。漫画家のみならず小説家、アーティスト、スポーツ選手、お笑い芸人etc
文化人から大衆的なジャンルまで有名人・芸能人、公の方へのファンレターに応用出来るのではないでしょうか。
ブログという媒体でせっかく情報発信をするのなら、どうせなら人のやらない視点、切り口でやりたいです。
参考までに自分に合った方法を見つけて下さいね。ファンレターを出したい方達のお役に立てたら嬉しいです。
【書式編】
マナー、書き方、例文。
冒頭・文末は季節の挨拶、体調への心遣いから入ります。古典的表現での始まりと結びの言葉だったら、「拝啓→敬具」 「前略→草々」 となります。
綺麗な言葉ですが、「形式だけの手紙」 にならぬよう注意します。形式は書き出しと結びの挨拶に留めています。
自分の近況報告なんかも入れるといいですね。礼節をもって語りかけるように、心を込めて丁寧に書く事が大切です。
【内容編】
ファンレターの本文。
ワープロ下書→修正推敲→便箋に書く
という手順で私は書いてます。ワープロ下書は最低3回は修正・推敲。
誤字脱字、文脈の自然な流れ、内容の辻褄が合っているか、相応しくない表現や書き忘れた事は無いかなど、充分にチェックしてから便箋に書いて行きます。
便箋・封筒はどんな物がいいか?
これには様々な意見があり。「インパクト重視」 なら綺麗カワイイ系の絵柄もの、「文字重視」 なら無地、と私は考えます。
達筆な人ならむしろ無地が際立つかも(私は両方使用)。作品のお気に入りの台詞、名場面の感想、好きなキャラクターのイラストを同封するのもいいですね。
「どーしてもプレゼント贈りたい!」
という人は、かさばらない、出来るだけコンパクトな物にしましょう。(生もの、食べ物、高価な品は避けたが無難)
ブックマーク(栞しおり)、ボールペンなどちょっとした文房具などイイですね。気軽に使いやすい物なので♪
私もやった事がありますが、お気に入りキャラのイラストを描いた紙を便箋にして手紙を書く人もいて、中々工夫がありユニークだと思います。
【投函編】
宛先・送り先について。
内容以前に、これで悩む人が結構多くて意外です。漫画家さんが 「現在連載中」 の雑誌の編集部宛に送りましょう。
連載終了の作家さんの場合は悩む所ですが、最新作品が連載されていた編集部に出してみましょう。恐らく、届けてくれるのではないかと思います。
作家、文化人、女優俳優、アーティスト・ミュージシャン、アスリート・スポーツ選手、タレント・お笑い芸人さん
芸能人・有名人の方にファンレターを出す場合は、その方が籍を置いて活動している所属事務所ですね。
「自分の本名と住所は
書いた方がいいですか?」
「ニックネームでOKですか?」
という質問もあるようなので、これについても言及。不特定多数の人々が閲覧するインターネットで個人情報を出すのは危険で避けるべきでしょうが
個人間のファンレターにおいては本名住所を明記した方が良いと私は思います。その理由は、配達側と読み手側、2つの立場に立った理由があります。
配達の人、編集部の担当編集さん=ファンレターを届けてくれる人が困らず、漫画家さんにスムーズに届けて貰えるようにする為の配慮からです。
万が一、宛先誤記の際、本人に返送される為にも差出人の住所氏名は重要です。配達側でビリビリと開けて中身を確認される事になります(汗)
編集部の方針で異なりますが、誹謗中傷、危険物同封のチェック後に漫画家本人へ渡される所もあるので、見られても困らない内容にしましょう。
漫画家さんにとっても、手紙を出した人の人物像、誠意と本気度が伝わります。匿名ニックネームの人よりも真摯に向き合ってくれる確率が高いと思います。
忙しい執筆の合間、漫画家さんに時間が出来た時、あなたに返事を書きたいと思ってくれた時。住所と名前が明記されていなかったら返事が出せません。
プレゼント同封で大きめ封筒で送る際にも、手紙の封筒にも宛先宛名、差出人の住所氏名は必ず書いておきましょう。
【返事編】
「どうしたら返事が貰えますか?」
「返事きた漫画家を教えて下さい」
同じ質問の何と無数に溢れている事よ(汗) ま~憧れの先生、有名人芸能人から返事を貰いたい気持ちは分からないでもないです。やっぱり嬉しいですもんね。
ファンレター歴〇十年。少年少女の漫画雑誌から青年雑誌、大御所先生から新人作家さんに至るまでファンレターを出した
体験談も交えた、私の場合を解説して来ました。直筆手紙、イラスト、色紙など結構頂いた1ファンの立場として
(御返事や色紙をこちらからお願いした事は1度もありません)
ファンレターを出したい人達に私が伝えたい事を最後に記しておきます。核心です。どうしたら返事が貰えるか。
――それは、「見返り、返事を求めない」 事です。逆説的で分かり辛いですが。数多くの手紙を長年出し続けた人間として辿り着いた極意、私なりの1つの真理です。
とか言ってる間にタイムアップ(涙) 1記事で語り尽くせず書き切れなかった部分もあり、また改めて書きますね。
漫画家さんのファンレターについては想像以上の世間の関心度の高さと、結構奥の深いテーマだと思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿