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【Amazon.co.jp限定】セスタス -The Roman Fighter- Original Soundtrack

管理人miyu
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目が離せない! 古代ローマの宮廷ドラマ 皇帝ネロを取り巻く実在の人物達


本文には作品の内容が含まれます。
ネタバレNGの方はご注意ください。

【この記事の内容】
・暗黒伝 13巻の感想
 アグリッピーナ 姑の憂鬱
・暗黒伝 14巻の感想
 妻に素直になれないネロ様

※ 色んなジャンルのブログ記事を一緒に執筆しているコンビライター東間陽一(あずま)とのセスタスバナの内容を書いた

7年程前の mixi 日記のデータが出て来たので古いテキスト(文章)をこのまま眠らせておくには惜しいと思い、本記事として再編集したものです(現在退会)。



【技来静也先生 拳闘暗黒伝セスタス
 13巻感想より】

ローマ帝国第5代皇帝ネロの后オクタヴィア、皇帝の護衛(ボディガード)を務める衛帝隊の衛士ルスカ、2人の悲恋。悲劇のヒロイン・オクタヴィアの巻。

2人の仲を引き裂こうとありとあらゆる陰謀を張りめぐらすネロの母、皇太后アグリッピーナ様の 「執念」 に戦慄を感じずにはおれません(汗)

アグリッピーナ
「世継ぎが出来るまでの辛抱よ! あなたはまだ若い。それに何十年も我慢を強いる訳でもない。男の子さえ産めばいいだけなのよ!
その後なら誰を好きになろうと構わない! どうしてもと言うなら離婚も考えてあげるわ! 世継ぎさえ私に託してくれれば!」

   Σ( ̄□ ̄lll)
なんですと?!
爆弾発言の皇太后陛下。更に…

アグリッピーナ
「子作りに不安があるなら
私が手を貸してもいいのよ」

   川* ̄д ̄*川
大胆発言ストレート直球で押しまくる姑に、純真多感なオクタヴィアはタジタジ赤面

アグリッピーナ語録が作れそうな名言(迷言)の数々です(笑) やはり、皇太后様が居らっしゃらないと始まりませんわね。

主役のセスタスよりオクタヴィアの悲恋の方が気になると、あずまん(東間陽一)にアツく主張。すると、オクたんについておもむろに有難い一言を頂戴しました。

これでまた一歩
我々の美しき友情が深まりました。

「ねろのよめ?」

……確かにその通り。しかし
日本語にすると笑えるのはナゼ。



【技来静也先生 拳闘暗黒伝セスタス
 14巻感想より】

遂に最新14巻ゲット!! この日をどんなに待ち望んだことか(狂喜乱舞)

皇帝ネロの后オクタヴィアとの関係を疑う皇太后アグリッピーナに対し、ルスカが身の潔白を証明する命懸けの駆け引きの冒頭から引き込まれます。

他方、ローマと対立するパルティア王国との外交決裂によるローマ衛帝隊とパルティア不死隊の御前対抗戦・5番勝負!

実力未知数の精鋭
衛帝隊士メンバーの健闘がメイン。

ネロ様の 意地悪な顔はかなり笑える 移ろいゆく繊細微妙な表情、心理描写も、暗黒伝 14巻の見どころの1つです。

未来の独裁者らしからぬ、屈折したネロの恋愛感情が楽しめます。

『キャンディ・キャンディ』 キャンディへのニールの態度、『オルフェウスの窓』 フリデリーケへのモーリッツのそれを彷彿させる。

好きな女の子に対して心とは裏腹な言葉態度を取ってしまうという、アレです。見ている側はヤキモキ、何だか憎めないですね~(笑)

昔の少女漫画名作ですが、前者はアニメ録画のビデオ、後者はコンビニ版コミックを鑑賞してて、ふと想い出しました。

――さて。来たる御前試合にてネロ、アグリッピーナ、オクタヴィア、ブリタニクス、宮廷からも観戦。

衛帝隊隊長デミトリアスの息子で次期後継者と目されるルスカの身を案じ、心配でならないオクタヴィア。絶対権力という名のカゴの鳥。悲劇のヒロイン、オクタヴィア。

ネロ
(やれやれ…そんなに青ざめることもなかろうに。女ってやつは惚れた男を心配するとこうなるのか。アクテは…私の窮地にあんな顔をするだろうか…………?)

――ふと、恋人アクテの事を想い出すネロ様の、心なしか寂し気な表情。

ネロ
(何だよ?…
この腹立たしさは………!)

――それは多分(多分じゃなくても)
「ジェラシー」 です。

思わず込み上げて来る、処理できぬ感情の渦に戸惑うナイーヴな少年皇帝。かなり屈折した愛情表現、意地悪そ~な顔のネロ様、やな男ぶり発揮サイコーの14巻。

オイシイ場面具だくさんで
技来静也先生、魅せてくれます。

ネロ
「よおし結構! 完全勝利へ王手だ!
楽しみだな大使殿!!」

――自軍が優勢となると急に強気になり、敵に塩を送るネロ様(ーー;)汗

美貌、教養、野心。どれを取っても類い稀な女傑の母アグリッピーナ。自分の政(まつりごと)に何かと口出しして来る宰相気取りの母の存在が疎ましいネロ。

皇帝の威厳を知らしめようと母との葛藤、ジレンマにもがく姿が逆に痛々しい、世界の帝国ローマを統べる少年皇帝。

暴君と呼ばれた皇帝ネロ乱心の悲劇に一歩、また一歩と確実に近付きつつある緊迫感が伝わって来ます。

ローマ衛帝隊1番手の大任に白羽の矢が立ったのは、闘姫カサンドーラ。アマゾネスのような凛々しいカサンドーラに横恋慕の、オクタヴィアの弟・ブリタニクス。

自らが想いを寄せるか弱き女性を危険な目に遭わせたくないと取り乱す殿下。自分の人選を信じろと、自信満々やる気満々のデミトリアス隊長。

カサンドーラ勝利を目の当たりに

ブリタニクス
「カッコイイ~~~!!!」

エールを送る姿がミーハーなブリたん。そんな恋する殿下にも天敵が。凛々しい闘姫に淡い恋心を寄せる彼を横目に

アグリッピーナ
「恥ずかしがる事はないわ。
風変わりな魅力がある娘よねぇ。そこに惹かれたんでしょ?」

赤面するウブな殿下を、掌の上で転がすように冷やかすアグリッピーナ様。

アグリッピーナ
「私の話を素直に聞いてくれたらカサンドーラをあなた専属の衛士に任命してあげてもいいのよ。どう? 僕ちゃん。あの娘と一緒に居られるなんて素敵な条件だと思わない?」

既に取引に入ってる用意周到な皇太后。己の野望の為には手段を選ばぬアグリッピーナ様にとって、ウブな少年をコロコロ転がす事など朝飯前。

アグリッピーナ
「あなたを廃嫡なんてしてないわ。義兄(ネロ)を優先しただけのことでしょ。次には弟の番が必ず来る。ブリタニクスが天に飛び立つ瞬間(とき)がね! あなたの心掛け次第よ」

次期皇帝の座をエサに打算混じりに唆(そそのか)すアグリッピーナの凄い形相はさながら楳図かずおワールド、蛇女の世界。こえ~よ~~。

皇妃オクタヴィアと貴公子ルスカの悲恋。女傑の皇太后アグリッピーナ。その息子・皇帝ネロの乱心を控え、彼とポンペイの美女サビーナとの絡みも楽しみです。

古代ローマの世界が
こんなに面白かったとは!!


……ところで。
セスタスはいずこへ??
またまた出番の少ない主人公でした
(´;ω;`)



追記
7年前の自分の文章を改めて読み返すとツッコミどころ満載。恥しいです。


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