神聖ローマ帝国皇帝
ルドルフ2世(1552-1612)
「#神聖ローマ帝国 皇帝 #ルドルフ2世 の驚異の世界展」#アルチンボルド 福岡市博物館 2017.11.03~12.24/東京、滋賀巡回。展覧会公式 https://t.co/vMU7c97YvR pic.twitter.com/mANDfUudnC— Cestvs Miyu (@CestvsMiyu) 2017年11月15日
「#神聖ローマ帝国 皇帝 #ルドルフ2世 の驚異の世界展」 福岡会場公式アンバサダー #片桐仁(俳優、彫刻家)作品出展/音声ガイド・ナビゲーター #安田顕(俳優) pic.twitter.com/nR3EcpsLVa— Cestvs Miyu (@CestvsMiyu) 2017年11月15日
【この記事の内容】
・感想 writer Miyu
・感想 東間 陽一 sieg2039
・関連展覧会 アクセス地図
【感想】
ルドルフ2世と言えば、アルチンボルドの描いた肖像画が有名です。花、野菜、果物、動物、魚、鳥などを組みあわせた寓意像。
アルチンボルドの代表作、九州初上陸! 技来静也先生のマンガ『拳奴死闘伝セスタス』は古代ローマが舞台ですが。
同じローマでも、神聖ローマ帝国は別もの。しかも、複雑な国家・言語構成。正直よく分かってない部分もあり…福岡市博物館へ。
稀代収集家・芸術庇護者、ルドルフ2世の膨大なコレクション「驚異の部屋」。少数派の人間にしか理解できない「寓意画」を好む、教養人でした。
それだけの教養があったからこそ彼の下には、優れた人物達が集結したのでしょう。
アルチンボルド (ニューベーシック) (タッシェン・ニューベーシック・アート・シリーズ)
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絵画、科学、天文学、占星術、錬金術…コレクションは広範囲に及びます。政治より文化功績で有名な皇帝です。
自然摂理、宇宙真理を追究した教養豊かな皇帝の深遠壮大な世界に驚異の連続。
圧倒されっ放し、珍しいものたくさん拝め、大満足の展覧会でした!
綺想皇帝ルドルフ2世、奇才画家アルチンボルド。ルドルフ2世の風変わりな肖像画は 67種類の花、野菜、果物で描かれています。
四季を司るローマ神話の神「ウェルトゥムヌス(Vertumnus)」の姿になぞらえ肖像を描いたのは――
#ルドルフ2世の驚異の世界展 #福岡市博物館 自然摂理、宇宙真理を追究した教養豊かな皇帝の、深遠壮大な世界に驚異の連続! 圧倒されっ放しの展覧会でした。 pic.twitter.com/LA3qR9QmUI— cestvs Miyu (@CestvsMiyu) November 17, 2017
皇帝の権威、威厳を視覚的に表現するためでした(皇帝礼讃の絵画ですね)。
この世のあらゆる豊穣を体現した絵…幸せな気持ちになりました。思ったより小さい絵画だけど、大きなオーラがある。
フェルディナンド1世、マクシミリアン2世、ルドルフ2世、3人の皇帝に仕えたアルチンボルド。
画家としては稀有な幸運に恵まれたほうでしょう。庇護された芸術家・科学者他、いい王様にめぐり逢えた人たちも幸運でした。
アルチンボルドメーカーの肖像画は、相方 sieg2039 はリンゴほっぺ。私は眼鏡が唐辛子、髪のウェーブが葉でした。驚異体験たのしかった。
#ルドルフ2世の驚異の世界展 #福岡市博物館 (模型、#アルチンボルド に基づく)/元映画監督・現代美術作家、フィリップ・ハースさんの作品。四季シリーズ♪ pic.twitter.com/VtT9DD0mle— cestvs Miyu (@CestvsMiyu) November 17, 2017
ミュージアムショップでポストカード購入。左がフーフナーヘル作「花瓶と果物、昆虫」。
右がアルチンボルド作「ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像」。
星座も綺麗でした。「神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展」は、年明け 2018年に東京、滋賀と巡回予定。
歴史科学がすきな方には特におすすめの展覧会です。一見の価値ある国宝ばかり。ぜひ、足を運ばれて下さい!
— cestvs Miyu (@CestvsMiyu) November 19, 2017
【追記】
オタク、奇人変人、政治からの現実逃避? いいえ。私はそうは思いません。
終生独身。24歳で神聖ローマ帝国皇帝に。古い因習、権力闘争、宗教対立より芸術文化で世界平和をめざし、多様性を受け容れた。
懐の深さをもった偉大な皇帝だと思います。教養を磨き続けたルドルフ2世の下には、優れた人物が集結した。
そんな彼の生き様を人生の模範としたいと感じた素晴らしい展覧会でした。
チラシ表紙、ポストカードのツイートに、ルドルフ2世の驚異の世界@福岡(@rudolf2_fuk) 福岡展公式様からいいね頂きありがとうございます。
運営・編集 writer Miyu
#ルドルフ2世の驚異の世界展 #福岡市博物館 福岡会場公式アンバサダー #片桐仁 さん(俳優、彫刻家)の作品。音声ガイド・ナビゲーター #安田顕 さん(俳優)。 pic.twitter.com/ddhWBx3xTD— cestvs Miyu (@CestvsMiyu) November 20, 2017
【感想】
アルチンボルドの有名な肖像画が福岡に。これは行かない訳にはいかない!
16世紀といえば、戦国時代や大航海時代と世界が大きく動いた時期でもあります。
ルドルフ2世は皇帝としては失格でしたが、文化的功績は大きかったようです。
パソコンのない時代の国の統治は大変だったでしょう。官僚がしっかりしてないと国の統治がままならない時代でもあります。
宇宙旅行とかムダとの意見もあるかもですが、未知の世界に踏みだすと思わぬ産物が生まれているような気がします。
#ルドルフ2世の驚異の世界展 #福岡市博物館 元映画監督・現代美術作家フィリップ・ハースさんの作品、Postcard。珍しいもの沢山拝め、大満足の展覧会でした^^ pic.twitter.com/c6c5rwt9EK— cestvs Miyu (@CestvsMiyu) November 20, 2017
宇宙技術が現代の生活に役立ってるものも多い。妖しげな錬金術から科学がスタートする訳だが、量子コンピュータと人工知能が人類最後の発明になるかも。
――そう思うと少し寂しいものがあります。全て量子コンピュータに組まれた人工知能が科学をもっと進歩させて、人類がもう追いつけなくなるかも知れない。
科学の原点を集めたルドルフ2世のコレクションは見事でした。
展覧会の最後、置いてあるカメラで自動で果物の肖像画を作ってくれるのが面白かったです。
2回目は作ってくれないみたいなので注意(涙) それから、星座表がキラキラしてて
とても綺麗でした☆
— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) December 16, 2017
今は本当に便利になって、満月・新月が全部分かってしまいます。新月あたりの夜、星空撮影にチャレンジしたいと思いました。
古い一眼レフ、久しぶりに起動になるかも。科学研究は大学か大企業のものと化していますが、趣味のアマチュアでも出来ることがありそうな気がします。
日本で漫画が盛んなのは、アマチュアが多いからです。文化でもスポーツでも、アマチュアが多いとプロフェッショナルが生活できる。
— 東間陽一 YoichiAzuma (@SIEG2039) December 16, 2017
ピラミッドみたいな形式ですが、ま~そんなものです。知識だけならインターネットで幾らでも調べられる夢のような時代になったので…
簡単な科学実験動画をつくって…YouTube で放送してみたいものです、年老いてもずっと勉強したいですね。
それが真の学問のすすめのような気がします。ルドルフ2世、みんなで鑑賞しましょう!
【関連展覧会 アクセス地図】
【追記】
僕が昔つくったCG動画、バベルの塔の画像も添えておきます。この展覧会図録、2種類あったんですね、知らなかった。豪華クリスマス・バージョン!
展覧会はトークショー、弦楽コンサートなど関連イベントもあり楽しめます。
水木しげる先生のゲゲゲの鬼太郎展とあわせ、福岡まで鑑賞しに行きました。
九州が最後のことが多い展覧会。今回珍しく福岡が最初で嬉しかったですね^^
神聖ローマ、運命の日 ~オスマン帝国の進撃~ (字幕版)
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神聖ローマ皇帝ルドルフ2世のプライベート・ミュージアム、圧倒されたなぁ
『神聖ローマ、運命の日~オスマン帝国の進撃~』という映画を鑑賞したかった
けど現時点では見れないようです、残念。理解深めるため、いつか見たいな。
写真 sieg2039
東間 陽一 Yoichi Azuma
2015.06.01 移転
2017.11.28 公開
2019.12.23 更新
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